快傑えみちゃんねる 2002年12月16日 放送回
「私の大好きな女優さん。整形もしてはらへんし」。えみちゃんから挨拶代わりのラブコールを受けて、おかしそうに笑う十朱幸代。変わらぬ美しさの秘けつはスポーツジム通い。「油断するとすぐに太る体質だから」。体重計の話題になると、えみちゃんも黙っていられない。「数字なんかより、ストレートに『ブタ!』って言ってくれないかしら」。
十朱は都内品川区の1戸建てで1人暮らし。1日置きでお手伝いさんに来てもらって掃除や洗濯をまかせている。「よく働いてくれるんだけど、一つだけ不満があるの」。それは洗濯した靴下のたたみ方。決まってゴムの部分が伸びるようにたたむ。「いつものど元まで出かかっているのに、いまだに言えないの。気を悪くするんじゃないかって」と十朱がぼやくと、えみちゃんも「その気持ち分かるわ」とこっくり。
えみちゃん宅でも以前お手伝いさんにやっかいになっていた。ある日えみちゃんが風呂場の排水口を開けたら、髪の毛が溜まっていた。軽い気持ちでお手伝いさんに「時々は様子見てね」と言ったら、当のお手伝いさんは「ちゃんと(掃除を)してますよっ!」と血相を変えた。「そんなはずない。カツラができるほど固まってたもん」。なかなか他人に頼み事をするのはむずかしい。
ドラマではまだまだ青年役のイメージの強い西村和彦だが、じつは結婚6年目。お相手は仕事の共演で知りあった女優。夫婦仲はいいが、同業者ゆえの困ったことがある。 2人の仕事のスケジュールは冷蔵庫に貼っている。たまには仕事終わりで遊びたい夜もある。そんな時、西村は撮影が延びそうだからとごまかす。「ところが女房は監督の名前を見るなり、その人なら(撮影が)早いわよって」。お互いに仕事の苦労は理解しあえるが、仕事の終了時間まで読まれるのは「ちょっぴり窮屈かな」と苦笑い。
中田カウスはまだ駆け出しの20歳すぎ、早朝のラジオ番組のために梅田の旅館に泊まりこんでいた。その旅館に当時中学生だった娘さんがいた。カウスが一目惚れして結婚。この5歳年下の奥さんがこれまでカウスの浮気をことごとく見抜いてきた。 百貨店の食品階を女の子と歩いていたら向こうから奥さんとバッタリ。カウスがとっさに壁にへばりつくと、奥さんはすれ違いざまにたった一言。「あんたはヤモリか」。女の子を助手席に乗せていた。ふと信号待ちで横に停まったタクシーを見たらまたまた奥さんが。カウスはあわててハンドルの下に身を隠した。ビクビクしながら帰宅すると、飛んできた第一声が「よう、あんな格好で運転できたね」。こっそりハワイへ出かけてもダメ。チェックインするなり部屋の電話が鳴った。「どう?新婚旅行は」。おかげで次の便で日本へトンボ帰りした。 「とにかくすべてお見通し。しかも決して声を荒らげて泣いたり叫んだりしない。なんにも言わへんのは強烈やで」。だから夫婦ゲンカにはほとんどならない。もっとも浮気ぐせは「治らんなあ」とニヤニヤ。反省の色もほとんどなし。
▲ 半ば呆れ顔でカウスの告白を聞いていたえみちゃん。ルー大柴をきっとにらみつけると「あんたは(浮気は)してへんやろね!」。思わぬとばっちりにルーは「今はツルー(TRUE=真実)だからないよ」と訳の分からない理由をひとくさり。 ちなみに結婚20年目。「奥さんがしてるかもよ」とえみちゃんが食い下がると、ルーはしばし考えこんで「男はみんなどこかで大丈夫とタカをくくっている。まあ、ウチはまだチャイルドが小さいから」となんとか自分を納得させた様子。
さて、後半のテーマトークのお題は私だけの常識。ちょっとヘンかなと思いつつもついついやってしまう癖や習慣が誰にでも一つや二つはあるはず。十朱は枕をしないで寝るようになって久しい。かつて若尾文子のヘアメイクさんに教えてもらったのがきっかけ。「枕をしないと首にしわができないんですって」。慣れてしまえばまったく違和感なく熟睡できるそう。
十朱の常識は個人の自由ですむが、カウスのこだわりはひょっとして周囲に迷惑をかけているかもしれない。というのは宿泊ホテルの部屋を必ず自分好みに模様替えしないと気がすまないからだ。 まず造花がきらい。「近くに花屋を探して、買ってきて活ける」。だから旅行カバンの中には常に花バサミを入れている。大好きなお香も必ずたく。逆に備え付けのスリッパやパジャマは「絶対にはけない、着れない」から愛用品を持参する。リモコンにも触れたくないからテレビを見れない。「そら、扱いにくい客やわ」とえみちゃんはホテル側に同情的。
西村のマイ常識には思わず客席から「エーッ!」の声がもれた。帰宅するとすぐにパジャマに着替える。近所への買い物にはジャージを重ね着して出かける。そして「寝る時はパンツをはきません」。 えみちゃんもかつて家族そろってパジャマ姿でくつろいでいたら、息子の友達が突然遊びに来て、目を丸くしてたずねたそう。「お前とこ、全員病気かって」。
