快傑えみちゃんねる 1999年04月19日 放送回
今夜のゲストはどちらも働くお母さん。鳳には今年19歳と16歳になる娘さんがいる。憲子さんは言わずと知れた角界の最高峰、若乃花と貴ノ花の両横綱を育て上げた。鳳は憲子さんより2歳年上。本名は荘芝蘭(ツォン・ツーレン)。馬小屋を改造したガレージで産声を上げた。「だから宝塚ではキリストランと呼ばれてました」。入学当初は落ちこぼれだったという。「ピアノの鍵盤の並びもよく知らなかった」。5年ぐらいで退団して結婚するつもりでいたら、トップに異例抜擢され、あとはスター街道をまっしぐら。 退団後、結婚して2児をもうけるも離婚。現在はミュージカルの舞台を中心に活躍しているが、日本人を演じたのはこれまで5回ほど。「いつもクリスティーヌとかキャッシーとかばかり」と苦笑い。ラブシーンは多いが「キスシーンは1度もないのよ」。大澄賢也とも共演した。「吸収するスピードが凄い」とベタ褒め。すかさずサブローが「年上から吸収するのは上手いねんなあ」とニヤニヤ。 ▲ 独身時代の憲子さんは新進女優、松竹のニューフェイスだった。二子山親方、当時の小結・貴ノ花とは行きつけのお寿司屋さんで出会った。「相撲にはまったく関心なかったし、一生独身で女優を続けるつもりでいました」。親方は毎回違う着物でデートに来た。「後で聞いたら兄弟子から借りていたそうです」。地方巡業の時は速達でやりとりした。交際1カ月でゴールイン。相撲部屋の女将さん業は「とにかく毎日、雑用が多くて」目の回る忙しさ。 結婚するまでは料理はまったくしたことがなかったので、お米のとぎかたから親方が教えてくれた。親方は太りにくい体質だったので献立にも苦労した。 「流しに向かって泣いたことも」。 鳳も新婚の頃は料理がまったくダメだった。「見かねてファンクラブの人が交代で作りに来てくれました」。 相撲部屋は大家族。40人を超える弟子たちと寝食を共にする。「夫婦ゲンカしても声を上げられない」。親方は「物腰が柔らかく見えるが、実はすごい亭主関白」。女房は男の職場に顔を出すなというタイプ。だから国技館へ出かけたのは、息子たちのチビっ子相撲大会と親方の引退相撲だけ。多い時は1日に百本の電話がかかってくる。お気に入りの家具を買っても、親方や弟子がすぐに壊してしまう。1日に炊くお米は30キロ。 「優勝するとお米を頂けるんだけど、最近ごぶさただから」とちょっと寂しげ。女将さん業は年中無休。「いつも辞めたいと思っている。誰とも会いたくなくて納戸に閉じこもったことも」。 ▲ さて、えみちゃんが「それで本当はどうなんですか?」と身を乗り出した。もちろん何かと話題のつきない両横綱の家庭のこと。「兄弟で同じ仕事で同じ地位というのは大変。ありふれた兄弟ゲンカでも世間はそうは受け取ってくれませんから」。お兄ちゃん(若乃花)は少しもじっとしていられない少年だった。かたや弟(貴ノ花)は不器用で生真面目なタイプ。 「どちらもそれぞれの家庭を持っているのだから、こちらから口出しすることはありません」。ゴシップ騒動が続いた当時は、取材陣が夜中1時すぎまで自宅前に張りついていた。「あれじゃ泥棒だって入れませんけど」。親方はマイクを向けられると、黙っていられない性格。「(取材陣を)気の毒に思うみたいで、ついついコメントしてしまうようです」と苦笑い。
かたや数々のミュージカルのステージに立ってきた鳳は「苦労なんて感じたことない」ときっぱり。「好きな仕事だからお客さんにお金を払いたいぐらい」。離婚後は女手ひとつで2人の娘を育ててきた。「ママが働いているからあなたたちが学校へ行けるのよって、昔から言い聞かせてきたの。再婚は絶対したくないわね。シングルが楽でいいわ」。娘さんには結婚するならお金持ちとしなさいと言っているそう。「庭に私専用の家を建ててもらって、一緒に暮らすのが夢なのよ。ほんの小さな家でいいのよ(笑)」。
