快傑えみちゃんねる 1999年09月20日 放送回
今年芸能生活28周年を迎える中野良子。出身は愛知県常滑市。 本家は代々続く庄屋だった。4人兄弟の1番上。「感受性がすごく強かったみたい。大人の会話にじっと聞き耳をたてて、子供なりに理解していた」。昭和34年の伊勢湾台風の夜、海岸まで近づいて高波を見ていた。「竜が空に舞い上がる感じ。宇宙とつながっているんだなあ」と怖さを忘れて感動していた。翌日、自衛隊と米軍が共同で救援物資を配っているのを見て、またまた感動。「東京の人はみんな良い人ばかりだと、なぜか信じ込んでしまったんです」と思い出し笑い。 21歳で芸能界デビュー。NHKの時代劇ドラマ『天下御免』の紅役で一躍お茶の間の人気者になった。「すごく性格の良い女性の役だったので、長く演じ続けていると苦しくなってきたんです」。もっと個性的な役柄を演じたいと願っていた時に出会ったのが映画『君よ憤怒の河を渉れ』だった。 共演は高倉健。「ふだんは気さくで多弁」な健さんをムッとさせてしまった。「着替え中に誰もいないと思って?狼少年ケン?のテーマ曲を口ずさんでいたのを聞かれてしまったみたいなんですよ。走れよケーン!って」。 ▲ 長らく大阪で舞台を中心に活躍していた升毅。意外にも生まれたのは新宿。父親の仕事の関係で東京と大阪の小学校を何度も転校した。「大阪の学校で東京弁を出したら、もうダメ。イジメられないコツを自然と身につけました」。関西で仕事をしていると、東京から来る役者と待遇が違う。「年下のAD(アシスタントディレクター)からキミ呼ばわりされることもあった」とはほろ苦い思い出。 全国的に注目を集めたのはドラマ『紗粧妙子・最後の事件』。 今年から東京のワンルームマンションで単身赴任中。「自炊もちっとも苦になりません」。 濱田マリは神戸生まれ。「東京の人はすぐに大阪と一緒にしたがるけど、全然違いますよ」とキッパリ。小中学生とイジメられっ子だった。ところが「根は目立ちがり屋。しかも価値観が他人と大きくかけ離れていた」性格が高校にすすんでから一気に開花した。マッシュルームカットの下に剃り込みを入れて喜んでいた。「ちょっとヘンタイはいってましたね」。神戸の実家はクリーニング屋さん。 お父さんが1人きりで切り盛りしている。そこで大澄賢也が1日入門してお手伝いする。「お正月には今年も娘が嫁に行かないようにって願かけていたんですが」。いきなりお父さんは泣き出してしまった。スタジオの濱田も思わずもらい泣きする一幕も。 ▲ 中野の夫は銀行員。取引先の銀行員に軽い気持ちで「誰かいい人いませんか?」と相談したのがきっかけ。真剣に考えてくれて同僚の男性を紹介してくれた。「経済のことなんか全く知らなかったのに、人の縁って不思議ですよね。それまでは仕事のことしか頭になかったのに」。1回目のプロポーズは断ったが、結局「ボクが決めるから」と相手に押し切られた。 結婚しているイメージのあまりない升だが、実は2児の父親。中学2年の長女と小学5年の長男。「仕事で帰宅が遅くなるので、すれ違いが多い。だから一緒にいれる時間は、子供たちのほうが父親を大事にしてくれます」。今年の夏休みは家族が東京へやって来て、1週間ワンルームマンションでぎゅうぎゅう詰めになって暮らしたとか。「子供たちが東京はイヤと言っているので、当分は単身赴任。もちろん浮気なんかしません」。 濱田は今年2月に長女ゆらちゃんを出産した。独身の頃は親バカな夫婦を白い目で見ていたが、母親となって「ウチはさわやかな親バカを目指すことにしました」。将来は両親と神戸で暮らしたいとも。うれしそうに語る濱田の表情は母親と娘の両方の幸せをかみしめていた。
